課題名 |
土壌還元消毒法および天敵利用による病害虫防除における現地適応技術の開発・検証 1.土壌還元消毒法の効果変動要因の解明と安定化技術の開発・検証 2.天敵の定着安定化技術の開発と検証 |
研究機関名 |
群馬県農業技術センター
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研究分担 |
植物保護G
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研究期間 |
継H18~20 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:現地の施設野菜栽培で導入され始めている土壌還元消毒法および天敵利用防除について、その不安定要因を解明し、防除効果安定化技術を開発し、その効果を現地で検証する。目標達成状況:・ホウレンソウ萎凋病に対する土壌還元消毒法の防除効果は、ハウス中央部で高く、被覆周辺部(=ハウスサイド部)では還元状態が継続せず、病原菌が残存し効果が劣った(平成18年度)。・施設キュウリでの土壌還元消毒は、ホモプシス根腐病に対し高い防除効果を示した。ネコブセンチュウに対しては処理後、線虫密度が著しく低下し防除効果は高かったが、作型後半で線虫密度が回復傾向であった(平成18年度)。・供試薬剤23剤(殺虫剤20剤、殺菌剤3剤)について、タイリクヒメハナカメムシに対する影響を調査し、9剤(殺虫剤7剤、殺菌剤2剤)が生存および産卵に及ぼす影響が少なかった(平成18年度)。・半促成栽培ナスにおいて、タイリクヒメハナカメムシのバンカープラントとしてシュンギク利用を検討したが、シュンギクへのミカンキイロアザミウマの寄生・増殖が激しく、ナス株へのミカンキイロアザミウマの被害を助長した(平成18年度)。
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カテゴリ |
カメムシ
きゅうり
しゅんぎく
天敵利用
なす
根腐病
病害虫防除
防除
ほうれんそう
薬剤
野菜栽培
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