露地栽培野菜における土着天敵利用による害虫類の防除　1．土着天敵類のモニタリング調査　2．バンカープラントによる天敵温存効果

• 研究機関名: 群馬県農業技術センター
• 研究分担: 植物保護Ｇ
• 研究期間: 継H17～19
• 年度: 2006
• 摘要: 目的：県内の露地野菜類産地において、最近では減農薬栽培を目的として、土着天敵利用による害虫類の防除が試みられている。しかし、発生する土着天敵の種および生態、土着天敵を温存する防除方法については不明な点が多い。そこで、土着天敵のモニタリング調査およびバンカープラントによる天敵温存効果について検討を行い、減農薬を目的とした防除技術を確立する。目標達成状況：・露地栽培オクラにおいては、発生害虫類が少ないことから、殺虫剤3剤で栽培期間中の害虫防除が可能であった。天敵類の働きも認められ、減農薬栽培は十分に対応可能であると考えられた(平成17年度)。・露地栽培ネギ（根深ネギ）において、主な発生害虫はネギアザミウマ、ネギハモグリバエ、ネギコガ、ハスモンヨトウであった。しかし、ネギ葉身上に確認できた天敵類はクモ類がわずかに認められた程度であり、天敵類の定着が確認できなかった(平成18年度)。
• カテゴリ: 病害虫 オクラ 害虫 土着天敵 ねぎ 農薬 防除 モニタリング