課題名 | アユ新規種苗(利根川水系系統)開発研究 |
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研究機関名 |
群馬県水産試験場 |
研究分担 |
生産技術G |
研究期間 | 継H16~20 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的: 利根川に遡上する海産アユ(海産系)を親魚とし、現在の群馬系種苗と比較して漁期が長く、姿形も良く、遺伝的多様性があり、かつ、冷水病に強い優れた新規種苗を作出するための諸研究を行う。成果:1)とびはね行動(遡上性) 6回の試験における、実験開始から24時間後の平均とびはね率(とびはね個体/収容個体×100)は、海♀×海♂、海♀×群♂、群♀×海♂、群♀×群♂でそれぞれ92.1%、72.4%、63.8%、54.3%であり、新規種苗は群馬系種苗に比べて遡上性が強い傾向が示された。(2)攻撃行動(なわばり形成能) アユにモデルを提示する回数と攻撃回数には有意な差は認められなかった。20℃および25℃の何れの水温区においても、なわばり形成能やその強さに系群間の差は認められなかったが、群馬系種苗の交配により高水温下での攻撃行動が増大され、遺伝的関与が示された。次年度の計画:なわばり形成能の選抜育種効果などについて調べる。 |
カテゴリ | 育種 |