色や臭いを利用した園芸作物を加害するハムシ類防除法の開発

• 研究機関名: 埼玉県農林総合研究センター
• 研究分担: 生物機能
• 研究期間: 継H17～19
• 年度: 2006
• 摘要: 目的：野菜類・花卉類を加害するキスジノミハムシ、ウリハムシに対して色に対する忌避反応や臭いに対する誘引作用、天敵線虫等を利用した防除法を確立する。成果：宿根アスターにおいて、アルミ蒸着フィルム、光散乱フィルム及びグリーンマルチを設置したところ、アルミ蒸着フィルムがハムシ類の被害軽減効果が高いことが明らかになった。このアルミ蒸着フィルムは有機栽培キュウリでも被害軽減効果が高いことが明らかになった。 キスジノミハムノの成虫は黄色に誘引されることがわかったが、マスタードオイルやワサビオイル等の臭い誘引物質の誘引力の差は明らかにならなかった。天敵線虫スタイナーネマ・カーポカプサエ剤は、室内実験で幼虫・蛹に対して効果があったが、キスジノミハムシの発生が高密度であったほ場試験では効果は認められなかった。
• カテゴリ: 有機栽培 からしな きゅうり 宿根アスター 防除 わさび