課題名 |
3 島内流通農産物・島外出荷向け農産物の安定生産技術の開発 (2)菊地レモンの肥培管理法の検討 |
研究機関名 |
東京都小笠原亜熱帯農業センター
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研究分担 |
東京都小笠原亜熱帯農業センター
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研究期間 |
継H14~19 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:小笠原における早期成園化を目指し,島レモンの初期管理法について検討する。成果:(i)島レモンにおいて,剪定・摘花,剪定,摘花,放任区を設け,定植4年目の生育(平成15年4月を100とした伸び率),収量を調査した。(ii)剪定・摘花および剪定区の樹高の伸び率は同じように推移し,10月で約200%となった。摘花区は徒長枝の影響で樹高の伸び率が著しく,12月中旬で約270%となった。(iii)昨年秋剪定後の樹幅の伸び率は剪定・摘花区が最もよく,10月上旬で530%となった。(iv)主枝長の伸び率は摘花区と放任区に比べ剪定・摘花区と剪定区で高かった。(v)収量は剪定・摘花区に比べ摘花区で樹あたり収量が約1/5,樹容積あたりの収量が1/10以下,放任区でそれぞれ1/10以下と少なかった。(vi)以上より,定植3年目同様,摘花処理では樹高が著しく高くなるが,剪定することにより樹幅や幹径の伸びや主枝の伸長がよく,また収量が多くなることがわかった。
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カテゴリ |
栽培技術
出荷調整
早期成園化
肥培管理
レモン
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