カワウ食害防止総合対策事業

課題名 カワウ食害防止総合対策事業
研究機関名 神奈川県水産技術センター
研究分担  内水面試験場
研究期間 継H15~19
年度 2006
摘要  近年、急速に生息域を拡大し生息数が増大しているカワウにより、増殖目的で放流された稚魚等が多量に捕食され内水面魚類資源へ深刻な影響が生じている。そこで、カワウによる食害の防止に向けた総合的な対策を早急に実施する必要があることから、近県と協力してカワウの飛来数、ねぐら、休憩場所、捕食実態などの生態調査や捕食状況の実態調査を実施し、食害実態を明らかにするとともに被害防止対策の確立を目指す。これまでの調査で、相模川のカワウの飛来数は、冬季に多く、夏季に減少する事が明らかとなった。特に、5月以降はカワウの飛来数が激減することから、アユの放流から1ケ月間の集中的な防除が望まれている。相模川の飛来数は、平成14年以降は横ばいで推移しているが、酒匂川と芦ノ湖では、年々、飛来数が増加している。相模川のねぐらは、毎年、規模や場所が変化し、平成15年は東名高速道路の橋が多かった。また、相模川でカワウの胃内容物を調査したところ、4月には遡上したアユを大量に捕食し、秋には、産卵場に集まるアユ親魚を多く捕食していた。
カテゴリ 防除

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