課題名 | 実需に対応した麦・大豆の高品質生産技術 3) 用途別大豆の生産技術の確立 (1) 追肥が大豆タンパク含量に及ぼす影響の解明 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
作物栽培G |
研究期間 | 完H16~18 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:豆腐の加工適性向上のため子実のタンパク含有率を高める栽培法を検討する。ここでは、追肥の施用法が大豆のタンパク含有率及び生育・収量に及ぼす影響を検討する。成果:子実中の粗タンパク含有率は、CDU区や最繁期追肥、追肥無し区が高かった。追肥無し区が高かった要因としては、窒素の無追肥により根粒活性が高く維持されたためと考えられた。開花期及び最大繁茂期の生育は、いずれの区も旺盛となりCDU区が最も乾物重は多く、δDW(最大繁茂期乾物重―開花期乾物重)もCDU区が最も大きかった。子実肥大期の乾物重は、対照区で最も多くなり次いで最繁期追肥、LP70区の順であった。最大繁茂期の追肥による乾物重の増加は見られなかった。子実重は、莢数増によりCDU区が最も多かった。しかし、収量レベルが低く要因として収穫指数が低かったことから茎葉の過繁茂の影響が考えられた。同じような窒素溶出パターンを示すハイパーCDUとLP70で生育や収量で違いが見られたが、これは両者の窒素形態が異なり大豆への利用効率が異なるためと考えられた。 |
カテゴリ | 加工適性 高品質生産技術 大豆 |