課題名 | 自然再生のための住民参加型生物保全水利施設管理システムの開発 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 継H15~19 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:北陸中山間地域における水利の多面的機能を活用した生物保全農業水利施設の管理システムを開発する。成果:「社会学的手法を用いた住民参加型計画策定手法の開発」では、地域住民を農地利用や担い手に対する考え方の他、年代、性別を基準としたグルーブに分け、グループ別意見集約法を開発した。「農村と都市との交流による管理手法の開発」では、米販売実験としてインターネット販売を実践し、インターネット利用者であればネットショップ開設や代金回収の委託はほぼ初期費用ゼロで開始可能なこと、実験的販売であれば新米の予約を受け付ければ廃棄ロスが回避できることがわかった。「住民参加による生物保全水利施設の維持管理マニュアルの作成」では、生物保全型水利施設を維持管理することの意義から実際の管理作業までを4段階に整理して基本シナリオを作成し、マニュアルの概要を説明できるようにした。また、本年度は現地実証を行い、施設の維持管理マニュアルに関して、法面被覆等による斑点米等被害低減効果の検証、法面被覆植物の定着・増殖のための有効な管理法の検証、組織の維持管理マニュアルに関して、生物資源を活用した米の直売支援の検証、コスト分担マニュアルに関して、水路管理や生物保全活動のコスト分析の検証した。 |
カテゴリ | 管理システム コスト 中山間地域 斑点米 水管理 |