課題名 | 黒毛和種繁殖雌牛の飼料給与技術の確立 |
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研究機関名 |
長野県畜産試験場 |
研究分担 |
肉用牛部 |
研究期間 | 継H16~20 |
年度 | 2006 |
摘要 | 黒毛和種繁殖雌牛は粗飼料利用性が高く、粗飼料主体の飼養管理が可能で、わずかな濃厚飼料の給与で飼養が可能である。一方、濃厚飼料多給による過肥気味の飼養に起因する繁殖障害等が多く見られ、淘汰年齢の早期化と分娩間隔の延長が問題となっている。そこで、粗飼料主体の飼料給与体系の中で、給与粗飼料の違いが黒毛和種繁殖雌牛の生理・生体に及ぼす影響を解明し、1年1産を達成するためのステージ別飼料給与技術を確立する。供試牛全頭が事故無く分娩し、妊娠期間は286日~294日で、子牛の生時体重が大きい程長くなる傾向にあり、その差は8日であった。また、妊娠期間の全体平均は291日で黒毛和種の妊娠期間とされる285日より6日程度延びる傾向にあった。繁殖成績については稲発酵粗飼料区と乾草区が慣行区に比べ若干良い傾向にあったが、各区に大きな差はなく1年1産が達成された。 |
カテゴリ | 飼育技術 飼料利用性 繁殖性改善 |