課題名 |
家畜ふん尿処理調査事業 |
研究機関名 |
長野県畜産試験場
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研究分担 |
飼料環境部
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研究期間 |
継H16~18 |
年度 |
2006 |
摘要 |
「家畜排せつ物法」の完全施行により、堆肥化施設が整備され堆肥生産がされているが、利用者である耕種農家から堆肥の品質についての要望が多い。また、堆肥の流通を促進するには、土壌や作物に悪影響をあたえず、土壌改良や肥料効果等に優れた堆肥生産が不可欠となる。そこで、県内産堆肥を収集して植物の生育に及ぼす影響を実態調査し、良質な家畜ふん堆肥の流通を促進する。本年度は春に採集した県内産堆肥25点について植物に対する生育評価をポット栽培法で行った。その結果、本試験で採取した堆肥を土壌と混合する場合、1:4(生堆肥:風乾土壌,10t/10a相当量)では、植物に対する生育阻害は発生しないが、1:1まで高めると堆肥の種類、草種によっては生育阻害が発生した。植物の生育に及ぼす堆肥混合の影響は、スーダングラス、ライムギおよびコマツナではほぼ同様の反応を示し、植物の生育には堆肥の乾物率、Nおよびアンモニア態N含量が影響することが明らかとなった。
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カテゴリ |
肥料
こまつな
土壌改良
ライ麦
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