ガラモ場の多面的機能評価及び造成に係る基礎研究

課題名 ガラモ場の多面的機能評価及び造成に係る基礎研究
研究機関名 静岡県水産技術研究所
研究分担 伊豆分場
研究期間 継H17~19
年度 2006
摘要 目的:海藻群落維持機構基礎研究により、カジメ類やテングサ類とともにホンダワラ類も重要な藻場の構成種であることが明らかとなった。しかし、一方でホンダワラ類の藻場(ガラモ場)が消失した地域もあり、その造成が求められている。このため、ホンダワラ類の生態、ガラモ場の機能を明らかにし、ガラモ場造成に必要な基礎的知見を集積するため、ガラモ場の多面的機能評価及び造成に関する基礎研究を実施する。計画:衰退藻場と現存藻場の実態・環境を比較する。藻場の機能を明らかにするため、餌場としての機能、産卵場としての機能などを定量的に把握する。藻場の消失に藻食動物(ガンガゼ)による食害の影響が考えられるため、ガンガゼの実態・生態調査、食害評価調査を実施する。期待される成果:本県におけるガラモ場の実態と多面的機能が明らかになり、ガラモ場の有用性を啓発する際に、基礎的な情報として活用することができる。また、ガラモ場の造成に必要なホンダワラ類に関する基礎的知見が得られ、ガラモ場造成の可能性を検討することができる。得られた成果:内浦湾南岸において、ガラモ場が衰退している水深2m以深にホンダワラ類を移植して生育が阻害される要因を調べた結果、幼体期におけるガンガゼの食害の影響が大きいことが明らかになった。また、ガラモ場に蝟集する魚類を調べた結果、一般に藻場とのかかわりが深く水産上重要なメバル、カワハギ、カサゴが観察された。
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