「近江の茶」の高品質安定生産技術の確立

課題名 「近江の茶」の高品質安定生産技術の確立
研究機関名 滋賀県農業技術振興センター
研究分担 茶業指導所
研究期間 継H16~20
年度 2006
摘要  効率的茶生産体系の構築を支援するため、生育・収量予測や管理適期予測を実施できる栽培管理、早期成園化や環境負荷の低減を図るため、水耕ポット育苗技術の向上を図るとともに、水耕ポット苗の定植法および仕立て法を確立する。また、環境に優しい茶栽培の推進を図るため、化学合成農薬の使用を減らした主要病害虫防除技術を開発する。[本年度の研究成果概要](1)栽培管理支援システムの開発:県内主要集団茶園毎にメッシュ気温の推定、並びに、メッシュ気温を利用した一番茶芽生育予測およびクワシロカイガラムシふ化盛期予測を迅速かつ容易に演算処理するシステムを開発した。(2)水耕ポット育苗技術の向上:養液栽培に、安価で取り扱いの容易な培養液を用いたポット苗を開発した。ポットの直径を細くした小型ポットの利用による低コスト育苗技術を開発した。簡易式養液栽培装置を用いることで、栽培ベッドに要するコストは削減し、そのポット苗の生育は、従来の養液栽培装置と同等であることが示唆された。(3)水耕ポット苗の定植技術および幼木管理技術の確立:水耕ポット苗の有効な定植時せん枝位置、および定植後のせん枝位置による生育特性を明らかにした。 水耕ポット定植チャ樹に、地中灌水パイプを利用した少量液肥の連日施用技術を検討した結果、定植1年目の幼木の生育では、有意な生育差はみられなかった。(4)化学合成農薬の使用を減らした病害虫管理技術の開発:送風式捕虫機試作1号機での補虫作業で、ヨコバイ、スリップスの発生量をある程度抑えることができ、三番茶芽では有意な被害防止効果が認められた。
カテゴリ 病害虫 育苗 害虫 管理技術 コスト 栽培技術 生育予測 施用技術 早期成園化 低コスト 農薬 病害虫防除 養液栽培

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