| 課題名 | 琵琶湖沿岸環境変動の影響調査研究 |
|---|---|
| 研究機関名 |
滋賀県水産試験場 |
| 研究分担 |
環境病理担当 |
| 研究期間 | H16~ |
| 年度 | 2006 |
| 摘要 | 近年の漁場環境は、漁網の汚れ、プランクトンの異常繁殖、水草の増加等著しい変化が生じている。このため、漁場環境の実態を把握するとともに、その変動原因の解明に努めた。 1)春期の琵琶湖北湖におけるエリ網付着物中にはこれまで糸状性藍藻が優先していたが、平成16年度以降は珪藻類が優占していた。内湖等、エリ網調査地点の周辺環境の調査から、糸状性藍藻は冬季の水温が高く、栄養塩レベルの高い環境を好む可能性が示唆された。 2)春期、温水魚の産卵場に流入する濁水を供試して、ホンモロコのふ化率を調査した結果、平成14年以降、本年も顕著な影響はみられなかった。 3)温水魚の産卵場で濁水中に含まれる農薬のモニタリング調査と植物プランクトンの増殖阻害試験を行ったところ、例年通り除草剤が多く含まれ、植物プランクトンへの増殖阻害が観察された。 |
| カテゴリ | 病害虫 除草剤 農薬 繁殖性改善 モニタリング |