課題名 | イネ種子胚乳組織分化の分子機構に関する研究 |
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研究機関名 |
京都府農業資源研究センター |
研究分担 |
基礎研究部 |
研究期間 | 完H14~18 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:作物の種子を目的に合わせてより有効に使うために、モデル植物であるイネを用い、胚乳組織の分化に関する分子機構を明らかにする。成果:ゲノム解析の基準品種である日本晴をポット栽培し、胚乳分化に重要なステージである開花後3日目の発現量が5日目の5倍以上高い遺伝子19個の中から胚乳分化に関連すると予測される遺伝子5個を解析対象とした。顕微鏡型レーザーメス(レーザーマイクロダイセクション装置)を用いて、開花後3日目、5日目の胚乳組織における遺伝子発現の確認を行った。その結果、酵母や哺乳動物で発見された細胞分化因子(Rcd1)と相同性が高いOSRcd1遺伝子が、開花後3日目の胚乳組織で特異的に発現していた。イネにおいてOSRcd1が胚乳分化関連因子である可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 品種 |