課題名 |
ブランド漬物開発のための原料素材の作出 |
研究機関名 |
和歌山県農林水産総合技術センター農業試験場
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研究分担 |
栽培部
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研究期間 |
完H16~18 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:漬物原料としての和歌山ダイコンの優良系統の育成、減化学肥料・減農薬栽培の検討、漬物用ウリ類の特性調査を行い、県産ブランド漬物開発に資する。成果:(i)和歌山ダイコンの優良系統として、す入りが少なく、根身の形状の揃いに優れる「紀州白2006」、「N-1-1」の2系統を育成した。(ii)和歌山ダイコン漬物の栄養成分について、葉は根にはないビタミンA、ビタミンK1を含むこと、また、根に比べて鉄が約5倍、カルシウムが約2倍含むことを明らかにした。(iii)漬物ダイコンの辛味成分含量は漬物加工の第一工程である塩漬液がダイコンの組織内部に浸透する速度を調節することで漬物製品の辛味の強さを制御できる可能性が示唆された。(iv)漬物ダイコンのラジカル消去活性は原料ダイコンに比べて10倍程度多くなったが、これは調味液などの影響によるものと思われた。(v)カキピューレ漬けダイコンにおいて、脂溶性であるカキのカロテノイド類が漬物本体に浸透することは観察されなかった。
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カテゴリ |
肥料
病害虫
かき
加工
だいこん
農薬
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