生物機能を活用した園芸作物の環境にやさしい防除技術の開発

課題名 生物機能を活用した園芸作物の環境にやさしい防除技術の開発
研究機関名 鳥取県園芸試験場
研究分担 環境
研究期間 継H18~20
年度 2006
摘要 近年、果実吸蛾類に対して忌避効果のある物質を利用した被害回避技術の開発が、岡山大学を中心に進んでいる。ここでは、その忌避物質を利用したナシにおける果実吸蛾類の被害防止技術確立を検討する。(i) 忌避剤設置区では、被害果率は13.6%となった。対照区では、被害果率は4.8%となった。また、対象果数は少ないが、1果あたり1本の忌避剤を設置した果実では、果実吸蛾類の被害は認められなかった。(ii) 忌避剤設置区では、果実吸蛾類による被害の他、カメムシ類、コナカイガラムシ類、シンクイムシ類、ハマキムシ類、ドクガ類、セミ産卵、ナシマルカイガラムシ、鳥の被害が認められた。これらの被害の多くは対照区でも同様に認められた。(iii) 夜間にほ場を見回り加害種の確認を試みたが、果実吸蛾類は捕獲できなかった。(iv) トラップ調査では、一次加害種のアケビコノハが2頭、アカエグリバが3頭捕獲されたが、捕獲数が少なく、捕獲消長は判然としなかった。(v) 以上の結果、本忌避剤のナシに対する果実吸蛾類の被害軽減効果は判然としなかった。なお、果数が少ないものの、忌避剤を1果/1本設置した果実では被害が認められなかったことから、忌避剤設置区で果実吸蛾類の被害が認められる要因は、忌避剤の揮散量が不足している可能性が示唆された。
カテゴリ あけび カメムシ 防除

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