鳥取県の花ブランドのための切り花および苗もの類の品質保持技術の開発

課題名 鳥取県の花ブランドのための切り花および苗もの類の品質保持技術の開発
研究機関名 鳥取県園芸試験場
研究期間 継H17~21
年度 2006
摘要 切り枝促成の難しいユキヤナギの加温温度と水揚げ剤が、切り枝品質に及ぼす影響を調査し、促成技術確立の資とする。(i) 品種はオタフクを供試し、既存の加温ハウス内で、夜14℃昼密閉および夜5℃昼密閉区を設定した。両加温区とも前処理剤を入れたステンレス製花筒に切り枝を生け、ビニールトンネルで被覆した。なお前処理終了後、後処理剤に生けかえ、花が振るい始めるまでを鑑賞期間とした。(ii) 出荷時の開花は、 「硫酸アルミニウム(以下硫酸アルミ)+ショ糖」区が、ほぼ均一に開花したが、「水道水」および「硫酸アルミ」区は、枝先の開花率が低かった。(iii)「硫酸アルミ+ショ糖」区の開花日は、露地株に比べ、14℃加温で23日、5℃加温で17日早まった。(iv) 前処理剤、後処理剤とも「硫酸アルミ+ショ糖」とすると、露地株より開花率が高まり、鑑賞期間が延びた。一方、「硫酸アルミ+ショ糖」の前処理のみ、あるいは後処理のみでは、開花率が低く鑑賞期間が短かった。(v) 促成温度による開花率、花弁の大きさ、鑑賞期間への影響はなかった。(vi) 以上より、ユキヤナギの切り枝促のための鮮度保持剤は、「硫酸アルミ+シュークロース」の前・後処理が効果的あることが明らかになった。
カテゴリ 出荷調整 品質保持 品種

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