地域特産作目の病害虫防除対策試験

課題名 地域特産作目の病害虫防除対策試験
研究機関名 島根県農業技術センター
研究分担 病虫G
研究期間 止H16~18
年度 2006
摘要 目的:地域特産作目(ワサビ、ハマボウフウ、タラノキ、ソバ、オオムギ)の生産安定に障害となっている病害虫、ヨコエビ(ワサビ)、立枯症(ハマボウフウ、タラノキ)、ヨトウムシ類(ソバ)及び赤かび病(オオムギ)を対象にその発生実態を明らかにするとともに、その防除薬剤の農薬登録のための試験(薬効、薬害)をする。H17年については大田市等から要望のあったセンリョウの病害についても検討する。成果:1)ワサビのヨコエビ、ハマボウフウの立枯症及びアブラムシ類、タラノキの芽枯症、センリョウ実落ち症の発生実態を調査した。ハマボウフウ立枯症については白絹病菌が関与していることを、アブラムシの主要種はハナウドチビクダアブラムシであることを、センリョウでは実落ち症に輪紋病菌と炭疽病菌が関与していることを明らかにした。また、オオムギの赤かび病菌の薬剤感受性を調査し、チオファネートメチルの有効性を明らかにした。ワサビのヨコエビの加害については症状の再現ができなかったこと、また、タラノキ芽枯症については試験期間中発生が極めて少なかったことから原因究明ができなかった。2)防除法について (1)ハマボウフウのアブラムシ類に対してアドマイヤーフロアブルを用いて、試験データを作成しH18年7月農薬登録された。立枯症に対する農薬登録については軟化床での使用が現状作物残留の面から困難であり断念した。(2)タラノキ(芽枯症)対策としてトップジンM水和剤を用いて試験データを作成しH18年4月農薬登録された。(3)ソバのヨトウムシ類に対してはロムダン粉剤を用いて、農薬登録に向けた試験データを作成しH18年2月農薬登録された。(4)オオムギの赤かび病に対してはチルト乳剤25(無人ヘリ)を用いて、試験データを作成しH17年4月農薬登録された。(5)センリョウでは輪紋病及び炭疽病(仮称)に対する有効薬剤の検索を行い、オンリーワンフロアブルが有望であることを見出し、圃場試験でも高い効果を有することを認めた。
カテゴリ 病害虫 うど 大麦 害虫 そば たらのき 炭疽病 農薬 病害虫防除 びわ 防除 薬剤 わさび その他の野菜

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる