寒地中北部向け、早生、高度耐冷性、良食味及び直播栽培適性の水稲品種の開発

課題名 寒地中北部向け、早生、高度耐冷性、良食味及び直播栽培適性の水稲品種の開発
研究機関名 北海道立上川農業試験場
研究分担 水稲科
研究期間 継S41~
年度 2007
摘要 寒地中北部向け早生・高度耐冷性、良食味品種を育成することを目的とする。交配119、生産力予備・本試験462系統程度、上育系統6系統供試。特性検定試験として耐冷性およびいもち病抵抗性試験を行った。また、育種年限短縮として葯培養を活用し、さらに、耐病性に関してDNAマーカーを活用している。奨決現地3年目の系統「上育糯450号」は耐冷性が強く多収で品質も優れるため現地評価も高かったが、実需評価が確定しないため4年目を供試することになった。、 奨決現地2年目の系統「上育453号」は極良食味であり、対照品種の「おぼろづき」「ほしのゆめ」よりも多収であるため現地の評価も高かったので成績会議で普及奨励時候となり2月に優良品種と認定された。、 奨決現地1年目の系統「上育455号」は極良食味であり、対照品種の「ほしのゆめ」よりも多収であり現地からも一定程度評価されたが、収量、アミロース含有率等の形質について「上育453号」との区別性を検討するため上川農試でのみ次年度供試することになった。耐冷性・良食味系統の有望系統として平成19年に地方番号を付した、アミロース含有率の比較的低い極良食味系統である「上育458号」も収量性は認められるが、同様の理由で上川農試でのみ検討する。、 また、収量が高く、もちの硬化性が高い新配付系統の「上育糯459号」は収量性は「しろくまもち」よりもあるが、もち硬化性が同等であるため廃棄した。、 新配布系統として早生で移植直播兼用として低温苗立ち性に優れる良食味系統「上育460号」および中生で収量性がありアミロース含有率が18%程度の「ななつぼし」に優る極良食味系統「上育461号」を選抜した。、 赤糯系統の「上育糯454号」および紫粳系統の「上育457号」は系統養成のみ実施する。
カテゴリ 育種 いもち病 寒地 直播栽培 DNAマーカー 抵抗性 品種 良食味

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