道北・草地酪農における放牧期とうもろこしサイレージ給与技術の実証

課題名 道北・草地酪農における放牧期とうもろこしサイレージ給与技術の実証
研究機関名 北海道立上川農業試験場
研究分担 天北支場
研究期間 新H19~21
年度 2007
摘要 試験目的:放牧期のとうもろこしサイレージ給与による栄養バランスの改善を検討し、道北地域でのとうもろこし栽培適応区分と細断型ロールベーラで調製したロールベールサイレージの安定貯蔵法を検討する。、試験結果:(a)生育期間の積算気温は、最少1964℃(猿払村)から最多2164℃(豊富町)と約200℃の差があった。収穫時の熟期は、デュカスでいずれの地区でも黄熟期、早-中の品種では糊熟後期~黄熟初期であった。乾物収量(kg/10a)は、品種や地区により異なり最も少ない猿払村(デュカス)で1055kg、最も多い浜頓別町(泥炭地:デュカス)で1781kgであった。、(b)サイレージの凍結の有無が家畜し好性に及ぼす影響は、凍結前と解凍後の体重当たり採食量がいずれも1.5%と差が無く、悪影響が認められなかった。野外野積みによるサイレージの鳥獣被害は、降雪前にアライグマによる食害があった。外周を電気牧柵で囲っ場合、その後の被害拡大を抑制できた。しかし、降雪期の食害は少ないものの、電気牧柵の設置が出来ずに食害を防止出来なかった。、(c)放牧期間の併給飼料として小型細断型ロールベールサイレージを1日1個(搾乳牛に乾物で1.6~2.1kg相当)給与した。給与量が少ないためサイレージへの馴致は必要無く、放牧草採食量は低下しなかった。CSの給与は、MUN濃度の上昇を抑制する効果が見られた。
カテゴリ 鳥獣害 とうもろこし 乳牛 品種

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