課題名 | 黒毛和種子牛の事故率低減技術の現地実証 |
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研究機関名 |
北海道立畜産試験場 |
研究分担 |
畜試技術体系化チーム (技術普及部 基盤研究部 感染予防科 家畜研究部 肉牛飼養科) |
研究期間 | 平成19年 |
年度 | 2007 |
摘要 | 目 的、事故率低減のためのワクチンプログラムの改善を進めるとともに、冬期の牛舎・施設などの環境や飼養管理上の問題点を明らかにする。、成績の概要、(1)2004年4月~2007年10月までの子牛の腸炎および肺炎の月別発生頭数を調査した。腸炎は秋から冬にかけておよび春先の発生が多かった。また肺炎は秋から冬にかけての発生が多かった。、(2)足寄町の黒毛和種繁殖農家7戸29頭の子牛検査で、子牛の血清中のTPおよびIgG1濃度が低い子牛が29頭中4頭(13.8%)認められた。子牛血清中の呼吸病ウイルスに対する抗体価の保有状況は農場によって異なり、ワクチン接種の有無や疾病の流行の違いを反映していると考えられた。糞便・鼻汁検査では、下痢の原因となるロタウイルス、クリプトスポリジウム、コクシジウム、肺炎の原因となるパスツレラ菌、マンヘミア菌、マイコプラズマなどが検出された農家があった。、(3)母牛への5種混合不活化ワクチンの接種により母牛の血清中のウイルス抗体価が上昇し、IBRおよびBVD2型ウイルスに対する初乳と子牛血清中の抗体価はワクチン未接種の対照群に比べ高い値を示した。 |
カテゴリ | くり 飼育技術 繁殖性改善 |