| 課題名 |
多雪地の森林におけるエゾシカ越冬個体群の動態と生息密度許容水準の解明 |
| 研究機関名 |
北海道立林業試験場
|
| 研究分担 |
鳥獣科他
|
| 研究期間 |
完H17~19 |
| 年度 |
2007 |
| 摘要 |
目的:多雪地でも越冬が確認されたエゾシカによる森林被害では防除対策とともにエゾシカ個体数調整が必要だが、その基準となるような許容水準が明らかになっていない。本研究では多雪地におけるエゾシカの越冬環境を明らかにすることにより被害発生地域を予測するとともに、多雪地における生息密度の許容水準を検討する。、成果:(1)エゾシカによる被害発生地域は拡大を続けていた。積雪期のエゾシカは,積雪上のわずかな枝や樹皮などを集中的に利用していることがわかった。(2)エゾシカは積雪期にトドマツ人工林と広葉樹天然林の境界付近を利用しており,餌資源は乏しいが積雪の少ないトドマツ人工林と,下層木の枝などの餌資源が利用しやすい広葉樹林の両方が存在することで,多雪地でもエゾシカの越冬が可能になっていた。(3)大径木の樹皮剥ぎなどの発生状況から,生息密度許容水準としてライトセンサスで20頭/10kmを提示したが,より低密度でも嗜好性の高い樹種の減少が懸念される。また,枝葉食害状況とライトセンサスの結果との関連を示唆するデータが得られ,枝葉の食痕率がエゾシカの生息状況の指標となる可能性を示した。
|
| カテゴリ |
シカ
防除
|