課題名 | 斑点米カメムシ類のIPM技術の現地実証 |
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研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
研究分担 |
作物保護部 |
研究期間 | 完H17~19 |
年度 | 2007 |
摘要 | 目的:これまでの斑点米カメムシ類の研究成果を基にIPM技術を実証するためのモデル地区を設定し,生産現場における斑点米カメムシ類の低農薬防除技術の実証研究および普及を図る。、成果:アカスジカスミカメの発生源となるイタリアンライグラスが栽植された牧草地では,7月中旬に第1世代幼虫の発生ピークとなる。この時期にイタリアンライグラスを刈り取ることにより,発生源における第1世代成虫の発生密度を抑制できた。発生源における7月中旬の刈り取りは,周辺の水田におけるアカスジカスミカメの発生密度や斑点米被害も抑制できた。一方,草刈りを実施しなかった場合は,アカスジカスミカメの侵入及び斑点米被害は多くなり,少なくとも100m離れた水田まで被害が及んだ。イヌホタルイの発生により水田内のアカスジカスミカメの幼虫及び成虫の密度が高まり,斑点米被害が増加した。このような水田では,基本とする2回の薬剤散布のうち1回目の散布時期を「出穂始~穂揃期」に早めることで,穂揃期以降の発生密度が低下し,斑点米被害を抑制できた。 |
カテゴリ | 病害虫 アカスジカスミカメ イタリアンライグラス 水田 農薬 斑点米 斑点米カメムシ 防除 薬剤 |