課題名 |
イネいもち病の地域リスク評価に基づく環境保全型防除導入の実証試験 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
作物保護部
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研究期間 |
継H16~20 |
年度 |
2007 |
摘要 |
目的:いもち病の防除について,地域やほ場及び農家等のリスクを考慮し,地域や栽培条件,栽培組織に即した慣行防除体系を構築する。、成果:葉いもち・穂いもちについて過去の防除所巡回調査データを用い県内61調査地点についてクラスター分析及び主成分分析を行って発生量や発生パターンにより5グループに分類した。少発生地域と多発生地域では,葉いもち発生と穂いもち発生との関係が異なった。いもち病に対する発生リスクが小さい地域において,穂いもちの防除が省略可能な事例が確認された。いもち病に対する発生リスクが大きいと考えられる地域では,持ち込み,あるいは防除時期を失したことによるものが大きいと推察された。出穂30日前のイネの植生指数(NDVI)と穂いもち発病との間には高い指数的な相関が認めらることが明らかとなった。穂いもち被害度を5以下に抑制するNDVI,あるいは最多発区の1/10以下に抑制するNDVIは,栽培上の目安m2籾数3万粒のためのNDVI上限値(基肥のみ)よりやや内側にあることが明らかとなった。
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カテゴリ |
いもち病
栽培条件
防除
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