課題名 |
有用遺伝資源の増殖技術の開発 |
研究機関名 |
福島県農業総合センター
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研究分担 |
作物園芸部
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研究期間 |
継H18-22 |
年度 |
2007 |
摘要 |
(1)アスパラガス「はるむらさき」の子房親である「0117」では、アンシミドール1.3mg/L、IBA2.0ml/Lを添加したMS培地に培養シュートの頂部を置床することで発根率が向上した。一方、「はるむらさき」の花粉親「0120」の休眠誘導、鱗芽・貯蔵根形成率の向上を目指して、15℃温度処理とABA処理とを検討したが、ともに目標とする効果は得られず、かえって白色分泌物を伴った生育阻害個体が増加した。(2)越冬芽形成が困難であったリンドウ「ふくしまみやび」、「ふくしまさやか」の花粉親である「TY-11-4」については、10~15℃の温度条件と18時間日長とを組み合わせることにより、培養後3ヶ月程度から越冬芽形成個体が認められた。(3)BAとNAAの濃度を異にする培地でカラー生長点からのシュート増殖を検討した結果、BAを1.0mg/L、NAA0.01~0.1mg/Lを添加した培地で培養することにより効率的にシュート形成個体が得られたが、シュート形成の増殖についてはさらに培養条件の検討が必要であった。
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カテゴリ |
アスパラガス
遺伝資源
温度処理
カラー
りんどう
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