果樹の会津ブランド確立のための高品質生産技術の確立

課題名 果樹の会津ブランド確立のための高品質生産技術の確立
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 会津地域研究所
研究期間 継H18-22
年度 2007
摘要 目的:会津地方の特産果樹であるウメ(高田梅)、カキ(会津身不知)の生産阻害要因となっている凍霜害を防止する技術を開発するとともに、観光果樹として栽培が増加しているベリー類の生産技術を確立することにより、会津果樹の生産振興、会津ブランド確立に寄与する。、結果:(1)高田ウメの台木利用による寒凍害防止対策試験における定植5年目の結果では、台木別では鶯宿及び藤五郎の生存率が66.6%~70%であったが、420及びインペリアルの生存率は100%で有望と考えられた。接木方法では、いずれの方法でも枯死があり、一定の傾向は認められなかった。(2)交雑育種によるカキ優良品種の育成では、303個体について調査し、4個体を注目、33個体を注意、91個体を継続、174個体を淘汰した。注目個体では、9MN40は11月上旬に収穫盛となり、着色良好で果皮の汚損がないが斜線溝が5~6本あり変形果がやや多く、会津身不知より褐斑が多い不完全渋柿であるが、食味はやや良好だった。9MN94は、11月上旬に収穫盛となり、着色良好で果皮の汚損が少なく外観は良好だった。不完全甘柿であるが脱渋が必要である。脱渋後の食味は、褐斑部位の肉質は粗だが、食味はやや良好だった。9MN95は、11月上旬に収穫盛となり、着色良好で果皮の汚損がないが斜線溝が5~6本あり変形果がやや多く、肉質粗で、糖度もやや低く食味不良だった。13.14op8 は、10月下旬に収穫盛となり、会津不身知より10日以上早く成熟した。不完全甘柿であるが脱渋が必要で、褐斑の色が淡く褐斑部の肉質も中位で、脱渋後の食味は良好だった。(3)会津地方に適したベリー類の栽培特性の研究では、ハイブッシュ系およびラビットアイ系の特性について調査した。冬季の寒凍害は、南部ハイブッシュ系、ラビットアイ系の一部品種で認められたがシュート先端の数芽の枯死や新梢の一部褐変枯死といった症状で、収量には影響しなかった。収穫時期は、南部ハイブッシュ系および北部ハイブッシュ系が6月下旬~8月上旬、ラビットアイ系が8月上中旬から9月上旬であった。7月下旬~8月上旬に収穫期できる品種は少なく、サンシャインブルー、ダロウ、エリオットの3品種だった。ラビットアイ系は8月中旬以降に収穫できる品種として利用価値が高いと考えられるが、ハイブッシュ系と比較して樹体生育が旺盛で着果量が少ないことおよび耐寒性等について検討が必要である。3月からの無加温ハウス栽培により早生種では収穫期が前進化したが、中・晩生種では露地栽培と同時期の収穫期であった。無加温ハウス栽培により収量が極端に減少する品種が認められた。
カテゴリ 育種 うめ かき 高品質生産技術 栽培技術 耐寒性 台木 凍害 品種 良食味

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