課題名 |
育種改良を目的としたクローン家畜生産技術の応用に関する研究 |
研究機関名 |
茨城県畜産センター
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研究分担 |
先端技術研究室
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研究期間 |
継17~21 |
年度 |
2007 |
摘要 |
〔背景・目的〕、 体細胞クローン牛を産肉能力検定に用いるクローン検定の有効性を確認し,その確立を図る。また,クローン技術による豚遺伝資源保存の可能性を調査し,豚の改良に寄与する。、〔成果・評価〕、 牛クローン胚を20頭の受胚牛に移植したところ,2頭が受胎した。2頭は順調に妊娠を継続し,うち1頭は妊娠期間287日で36.7kgのクローン産子を分娩した。クローン産子は順調に発育していることから,発育能力における正常性が示唆された。7ヶ月齢以降は産肉能力検定に供試されている。他の1頭は妊娠278日目に死産した(過大子)。また,クローン胚を作出する際に,クローン胚の割球を集合させて発育させると受胎率が向上することが認められた。、 クローン豚後代17頭は順調に発育し,うち10頭を産肉能力検定に供試した。その結果,クローン豚P2およびP3の産肉能力成績における総合判定は2頭ともBであった。また15頭について病性鑑定を行ったところ,6頭で動脈周囲炎が認められた。、 クローン豚後代2頭については,デュロック種およびバークシャー種と自然交配させたところ妊娠し,計19頭の後代産子(第3世代)を分娩した。産子が正常に発育していることから,クローン豚後代の繁殖能力における正常性が示唆された。、
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カテゴリ |
育種
遺伝資源
繁殖性改善
豚
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