根域管理と遠隔操作による担い手にやさしい野菜の養水分管理システムの実用化、1)野菜の養水分管理技術、(2)海洋深層水を利用した高糖度トマトの生産技術、(2)-低段密植栽培における作付時期が収量・糖度に及ぼす影響-

課題名 根域管理と遠隔操作による担い手にやさしい野菜の養水分管理システムの実用化、1)野菜の養水分管理技術、(2)海洋深層水を利用した高糖度トマトの生産技術、(2)-低段密植栽培における作付時期が収量・糖度に及ぼす影響-
研究機関名 石川県農業総合研究センター
研究分担 園芸栽培G
研究期間 完H15~19
年度 2007
摘要 目的:海洋深層水希釈液を培養液原水に用いたトマト養液栽培において、低段密植栽培の作付時期が収穫期、収量、果実糖度等に及ぼす影響を検討する。、成果:8回の作付を行ったところ、果実肥大、収量や糖度上昇程度等から作型を概ね4つに分類できると思われた。(1)3月~4月上旬定植、5月下旬~6月収穫の作型:果実肥大、収量、糖度のいずれも確保しやすい。(2)5月下旬~6月中旬定植、7月中旬~8月中旬収穫:糖度確保が困難。果実肥大も劣る。(3)7月定植、8月中旬~9月収穫:果重を小さくすると糖度が確保できる可能性が高いが、いずれにしろ収量は低い。(4)8下旬定植、10月下旬~11月収穫:9月下旬以降は、収量、糖度が概ね確保できると推察できる。10月収穫と11月収穫の2つの作型に分類できる可能性もある。同一ベンチに順次定植していく場合は、3回の作付が可能であり、通常の6段栽培・年2回とほぼ同等の年間収量14t/10aが得られた。ただし、夏期高温時の栽培となる。(5)の時期の作型は、果実肥大、糖度が劣るため、高糖度果実の収量としては年間10t/10a程度と考られた。別のベンチ利用が可能な場合は、夏期高温時を除く年間最低3回の作付が可能であり、高糖度果実で年間13t/10aが確保できると思われた。以上より、海洋深層水を用いた高糖度果実生産を行う場合、低段密植栽培により年間2~3回の作付を行うことにより10~13t/10aの高糖度果実生産が可能と思われた。
カテゴリ 遠隔操作 管理技術 管理システム 栽培技術 トマト 養液栽培

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