課題名 | 地球温暖化に伴う高温登熟による米の品質低下発生メカニズムの解明 |
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研究機関名 |
京都府農業資源研究センター |
研究分担 |
遺伝子工学 |
研究期間 | 継H19~21 |
年度 | 2007 |
摘要 | 目的:高温登熟による米の品質低下の原因について、遺伝子およびタンパク質レベルの解析はほとんど進んでいない。そこで、高温登熟により影響を受ける遺伝子群の発現解析を行い、貯蔵物質の量と質を制御する機構を明らかにすることを目的とした。 成果:高温登熟種子の遺伝子発現応答を、マイクロアレイにより網羅的に解析した結果、主に貯蔵タンパク質遺伝子の発現量が低下していた。また、高温処理および遮光処理を行った「コシヒカリ」の完熟種子を採取し、乳白発生粒(白濁粒)、未発生粒(整粒)について電気泳動法、および貯蔵タンパク質に対する抗体を用いたウエスタンブロット解析を行ったところ、高温処理の白濁粒では、多種類の貯蔵タンパク質が減少していた。その中で、特にPB-Iを構成する13 kDaプロラミンが顕著に減少していた。 |
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