課題名 |
施設トウガラシにおける総合的害虫管理技術の確立 |
研究機関名 |
京都府農業総合研究所
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研究分担 |
環境部
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研究期間 |
完H17~19 |
年度 |
2007 |
摘要 |
目的:施設トウガラシにおけるアザミウマ類、ハダニ類及びアブラムシ類等の微小害虫に対する総合的害虫管理技術を開発する。また、土着天敵を有効に活用したバンカー植物を利用した新たな防除技術の開発を行う。、計画:(1)トウガラシ類における各種微小害虫の発生消長とその土着天敵相の解明及び(2)各種微小害虫に対する各種天敵製剤の防除効果及びバンカー植物を利用した防除技術の確立、成果:(1)アブラムシ類の捕食寄生バチとしてアブラバチ科とアブラコバチ科のマミーが、6月上旬から断続的に見られた。ヒメハナカメムシ類の発生は、7月中旬から始まり、葉では7月中旬、花では7月下旬にそれぞれ発生のピークが見られた。ヒラタアブ類、カブリダニ類及びクモ類の発生も見られた。、(2)バンカー区及び天敵区のアザミウマ類による被害果率は低い値で推移した。バンカー区の被害果率は、無放飼区の約8分の1に抑制し、天敵区より若干抑制した。アブラムシのバンカー植物(コムギ)では捕食寄生バチのマミーを多数確認した。ミヤコカブリダニを定着させるためのバンカー素材として、もみ殻バンカーがコナダニ発生に有望なことを確認した。
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カテゴリ |
害虫
カメムシ
管理技術
とうがらし
土着天敵
微小害虫
防除
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