課題名 | 近畿地方の水稲の環境負荷低減技術の体系化と負荷予測モデル開発 |
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研究機関名 |
奈良県農業総合センター |
研究分担 |
作物栽培 |
研究期間 | 継(17)~(19) |
年度 | 2007 |
摘要 | 近畿農業の主体となる水稲栽培において環境負荷低減技術の体系化とため池の水質管理技術の開発を行う。化学農薬5割削減に加え、化学肥料5割削減技術として、元肥に発酵鶏糞を用いることで、収量、生育は化学肥料を用いる慣行区と差はみられなかった。有機50%配合の全量基肥では、土壌中の無機態窒素量および、水稲の窒素吸収量が出穂期以降低下し、収量は慣行区の75~80%に減じた。また元肥に使う発酵鶏糞を代かき7日前に施肥耕運し、適切な水管理(浅水代かき、中干し前の落水を自然減水による)を行うことで、表面流出窒素負荷は、慣行区の45%に押さえることができた。慣行区の窒素負荷量の内、約35%が人為的落水によるものであった。 |
カテゴリ | 肥料 病害虫 環境負荷低減 管理技術 水稲 施肥 鶏 農薬 水管理 |