課題名 |
大和マナの抗炎症機能等の評価及び栽培・食品への活用 |
研究機関名 |
奈良県農業総合センター
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研究分担 |
野菜栽培
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研究期間 |
新(18)~(22) |
年度 |
2007 |
摘要 |
地域伝統野菜の生産振興を図るため、抗炎症性に着目した高品質化生産技術を開発する。地域伝統野菜の生産振興を図るため、大和マナの育種技術を開発する。1.ヤマトマナにおける栽培条件とITC含量の関係解明 大和マナがイソチオシアネート(ITC)を含有することと、ITC含量は8月から11月にかけて低下することを確認した。ITC含量に及ぼす生育日数の影響が示唆され、施肥条件の影響は判然としなかった。今後、大和マナのITC含量と栽培条件の関係について一層明確にする必要がある。2.大和マナの自家不和合性遺伝子の解明と利用 大和マナ自家不和合性遺伝子を31種類同定した。自家不和合性遺伝子の蓄積から大和マナを3グループに分類した。新たな自家不和合性遺伝子をホモに有する個体をPCRによって識別した。今後、大和マナの遺伝的系譜の解明を行う必要がある。3.大和マナの黄化メカニズムの解明 400個のランダムプライマーを用いたRAPD法によるDNA多型分析を行って、黄化に関与するDNAマーカー候補のバンドを見出し、4個のSTS化プライマーを作出した。今後、黄化メカニズムの解明する必要がある。4.大和マナの周年栽培化技術 3月播種では抽苔は認められなかった。今後、加工用途を目的とした栽培、収穫方法が不明であり、根切り機の実用性を高める必要がある。
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カテゴリ |
あぶらな
育種
加工
栽培条件
施肥
DNAマーカー
伝統野菜
播種
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