環境に配慮した小規模移動放牧における繁殖和牛の飼養管理技術、「地目，植生，放牧期別の養分摂取量と牧養力の解明」

• 研究機関名: 広島県立総合技術研究所畜産技術センター
• 研究分担: 飼養技術研究部
• 研究期間: 継Ｈ18～Ｈ21
• 年度: 2007
• 摘要: 目的：中国地方の中山間地域では，耕作放棄地対策の一環として繁殖和牛の小規模移動放牧が拡大してきている。しかし，様々な条件下での牧養力については明らかとなっていないため，県内の放牧地において地目，植生，放牧期別での牛の栄養摂取量，牧養力，放牧日数の指針を作成する。、これまでの成果：（ア） 放牧2年目；放牧2年目の東広島市 I試験地，神石高原町試験地において，入牧時の植生は初年度から変化し（チガヤ→セイタカアワダチソウ，ヨモギ→ススキ），乾物収量は減少した（2.7t/ha→1.3t/ha，5.9t/ha→3.6t/ha）。三次市試験地では植生の変化が見られ（イタリアンライグラス→シロツメクサ），乾物収量は初年度より減少したが（3.4t/ha→2.8t/ha）牧養力は増加した。、（イ） 放牧1年目；放牧開始前年までレンゲを播種していた水田を東広島市 II試験地として新たに調査を行ったところ，入牧時の植生はスズメノテッポウが優先し，乾物収量と牧養力は共に低い値となった。、
• カテゴリ: イタリアンライグラス 飼育技術 水田 中山間地域 播種 繁殖性改善 よもぎ れんげ