課題名 | a 森林生態系における物質動態の解明 |
---|---|
課題番号 | 2008010773 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
(独)森林総合研究所,企画部 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 全国7地域の森林流域で1990年代から観測を続けた降水と渓流水の水質モニタリングをデータベース化し森林総研のホームページで公開した。酸性雨などの環境変化や良質な水源林保全の基礎データとしての利用が期待される。温暖化影響など森林の炭素循環を解析する上で、土壌からの二酸化炭素放出は重要な観測項目である。しかし土壌中の二酸化炭素濃度を測定できる専用の測定機器はなかった。そこで土壌に埋設して二酸化炭素濃度を精度良く測定できる小型堅牢なセンサーを開発し、その実用性を確認した。さらに、温暖化対策のため全国で間伐促進施策が実施されているが、切り捨て間伐も多い。全国の切り捨て間伐木の分解速度を調査し、分解速度推定式を作成した。間伐木は長期間にわたり重要な炭素貯留の場として機能していた。 |
カテゴリ | 温暖化対策 炭素循環 データベース モニタリング |