i.野菜におけるDNAマーカー整備及び遺伝子機能解明と利用技術の開発

課題名 i.野菜におけるDNAマーカー整備及び遺伝子機能解明と利用技術の開発
課題番号 2008010631
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜ゲノム研究チーム
協力分担関係 京都府立大学大学院
宮崎県総合農業試験場
かずさDNA研究所
佐賀県農研試験研究センター
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)単為結果性に関する選抜マーカーの開発では、なす単為結果性遺伝子獲得の基盤となるBACライブラリ、23,245遺伝子が座乗するマイクロアレイを構築した。トマトをモデル植物とするシンテニーマップの作成では、SSRおよびSNPsなど1,200を超えるマーカーをトマトゲノム上にマッピングするとともに、農業形質の遺伝解析のための領域特異的SSRマーカーを開発した。また、なすゲノムのおよそ60%についてトマトゲノムとのシンテニーを明らかにした。2)なす科作物の病害抵抗性に関する選抜マーカーの開発では、ナス半枯病抵抗性遺伝子を4cM程度のマーカー間に挟み込むことに成功した。ピーマンでSSRおよびSNPsマーカーを開発し、青枯病抵抗性の主要QTLの座乗位置、トマトゲノムとのシンテニーを明らかにした。3)はくさい根こぶ病抵抗性遺伝子の単離では、抵抗性遺伝子座Crr1は3.8kbのORFで構成され、防御反応に特異的な配列を有していることを突き止めた。にらのアポミクシス性に関しては、複相大胞子形成、単為発生の遺伝子座とそれぞれ8.4 cM、10.0cMで連鎖するDNAマーカーを獲得した。4)レタスビッグベイン病に対する遺伝子組換え技術を用いた強度抵抗性付与技術の開発では、ミラフィオリレタスウイルス(MiLV)の外被たんぱく質遺伝子を導入した組換えレタス「MiLV-CP-1」について、特定網室での試験において既存の抵抗性品種を超える抵抗性を示すことを明らかにした。また、選抜マーカーを含まない新たな組換えレタス系統を獲得した。5)高温条件下におけるレタスの抽だいとなすの単為結果の機構解明では、近縁野生種との種間交雑により作出したレタス育成系統は、晩抽性品種「パトリオット」より晩抽性であることを明らかにした。高温耐性を有する単為結果性なす系統「AE-P03」と単為結果性なす固定系統との試交F1より、高温耐性を有した実用的単為結果性なす系統を選抜した。
カテゴリ 青枯れ病 高温耐性 単為結果 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性品種 トマト なす にら はくさい ピーマン 病害抵抗性 品種 レタス

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