k.花きの花色改変等新形質付与技術の開発

課題名 k.花きの花色改変等新形質付与技術の開発
課題番号 2008010633
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,花き研,新形質花き開発研究チーム
協力分担関係 産業総合研究所
筑波大学
(財)岩手生物工学研究センター
北興化学工業(株)
サントリー(株)
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)遺伝子組換えによる花色の改変では、翻訳エンハンサー(NtADH-5'UTR)を用いて、花色改変用のコンストラクトを多数構築し、きくに導入することにより、花弁の色素組成を変化させることに成功した。2)不稔化制御技術の開発においては、不稔性を付与するための遺伝子導入に用いるプロモーターを探索することを目的に、雄ずい特異的に発現する遺伝子を探索した。その結果、トレニアにおいて雄ずい特異的に発現している遺伝子を4種類(TfASN、TfPT2、TfJ8、TfMtN)同定するとともに、それらの遺伝子のプロモーター領域を単離することに成功した。3)カーネーションのパイロット品種の開発においては、鉢物用わい性タイプのカーネーションであるポットカーネーションには、多数の三倍体や四倍体の倍数体品種が存在し、それら倍数体品種は特徴的なSSRの対立遺伝子を有していることを明らかにした。また、エチレン低感受性でかつ花持ちが極めて優れるカーネーション系統を育成するための交配を進め、10系統を1次選抜するとともに、花持ちの優れる品種において、加齢による自己触媒的エチレン生成能の低下は、ACC合成酵素遺伝子(DC-ACS1)の発現が低下するためであることを明らかにした。さらに、萎凋細菌病抵抗性カーネーション系統「AZ37-1」、「6AZ37-2」に「つくば4号」および「つくば5号」の系統名を付与し、系統適応性検定試験を開始した。
カテゴリ カーネーション きく 抵抗性 トレニア 品種

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