課題名 | c.野菜の安全性評価法の高度化技術の開発 |
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課題番号 | 2008010679 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜・茶の食味食感・安全性研究チーム |
協力分担関係 |
佐賀大学 大阪大学 九州大学 中央電機計器製作 愛三種苗 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 1)カドミウム吸収能の野菜品目間差を利用して、カドミウム汚染土壌で非汚染野菜を栽培できる技術を開発するため、根菜類6品目、葉茎菜類8品目、果菜類11品目をカドミウムの高レベル汚染土壌で栽培し、可食部のカドミウム含量を比較した。その結果、可食部のカドミウム含量は、馬鈴しょ、みつばおよび9品目の果菜類において国際基準値以下であった。2)トマトの重要なカロテノイドであるリコペンの非破壊評価を目的として、光学的手法を用いてリコペンの検量線を作成した。本検量線を用いた推定値と実測値との重相関係数は0.97(n=82)で、目標としていた0.85を超えた。3)大腸菌O157が野菜の可食部に移行し、定着しうるか否かを調べるため、キャベツ、こまつな、だいこん、レタス、ほうれんそうの可食部水溶性画分に、大腸菌O157およびサルモネラを接種した。その結果、キャベツ、こまつなでは菌の生育が抑制され、これらの野菜では病原菌が侵入しても可食部では生存できないものと推察した。 |
カテゴリ | 加工 キャベツ こまつな だいこん トマト 評価法 ほうれんそう みつば レタス |