b.持続的利用可能な高生産性土地基盤の整備技術の開発

課題名 b.持続的利用可能な高生産性土地基盤の整備技術の開発
課題番号 2008010691
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,農地・水資源部
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)効率的な畑地農業の推進と環境保全の両立を図るため、都市近郊の非農業者からの指摘を受けている風食(飛砂)対策を目的とした畑地かんがいについて、計画諸元の決定に必要な対象地区の風食発生時期を気象データの統計解析に基づき明らかにした。2)農地における硝酸態窒素の除去に関しては、室内実験により、炭化物に付加された脱窒菌が硝酸態窒素を除去し、さらに有機物の供給によりその除去効果が27%高まることを明らかにした。また、電磁波を用いて畑地土壌の硝酸態窒素濃度を簡易に推定する手法を開発し、ほ場試験により現場レベルでの有効性を検証した。3)農業地域における汚濁物質監視のための探査技術については、3次元電気探査時系列データを用いて、地盤中の汚濁物質の流動部や濃集・希釈箇所を精度良く検出するための解析手法を開発した。また、電磁波探査ではフルウェーブ逆解析における高速化手法を開発した。4)GISデータと衛星データであるMODISデータから、広域水田地帯における水入れ時期をモニタリングする手法を開発し、利根川下流域における平地の水田域の水入れ時期が判別可能であることを明らかにした。また、GISデータを用いた解析により、県スケールにおける農地の土壌侵食防止機能量を定量的に提示した。5)農地における地盤汚染の予測に関しては、大型土層模型を用いた物質の移流拡散実験により、地盤中における汚染物質の長期間の拡散によって異常拡散現象が顕在化することを明らかにした。また、この現象はCTRWモデルにより予測できることを明らかにした。6)農地地すべりを高精度で確実にモニタリングし、安全性評価を効果的に行うため、GPSによる地すべり移動量観測における気象補正方法を提示した。
カテゴリ GPS 水田 モニタリング

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