課題名 | (1)ゲノム情報に基づくタンパク質の構造と機能の解明 |
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課題番号 | 2008010727 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,タンパク質機能研究ユニット |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 1.イネにおけるアミノ酸代謝に必須な酵素の一つであるオルニチントランスカルバミラーゼのアポ型結晶構造を決定した。2.細胞間シグナル伝達のセカンドメッセンジャーとして機能するイノシトールの合成系におけるキー酵素で、アスコルビン酸の生合成にも重要な役割を担うイネ由来イノシトールモノフォスファターゼのアポ型結晶構造を決定した。3.植物の発生・分化・成長を制御するオーキシンの原形質膜受容体ABP1とその調節因子CBP1の分子間相互作用を解析し、ABP1とCBP1のオーキシン依存的な複合体形成がオーキシン誘導性伸長成長を制御している可能性を見出した。4.GMO植物の判別に有効な質量分析によるGMO高速検出システムを構築した。本システムは、PCRとアガロース電気泳動を併用する従来法に比して、コストは1/6、スピードは100倍以上で、1日に数万検体の検査が可能となる。5.昆虫のライフサイクルを制御する幼若ホルモンJHは血リンパ中では99%以上がその結合タンパク質JHBPと結合した形で存在するため、JHの動態はJHBP-JH複合体の動態に他ならない。JHBP-JH複合体の構造解析に世界で初めて成功し、JHBPによるJH認識機構を解明した。さらに、複合体とアポ型JHBPの運動性を比較検討しJHの取込み機構も明らかにした。これにより、アンチJH害虫防除薬の戦略的開発に道が拓かれた。6.イネ由来SUMO結合酵素SCE(E2)とSUMOのNMR相互作用解析を行い、従来報告されているSUMO認識領域に加えて、E2にはもう1つのSUMO認識領域が存在することを発見した。この新たに見出された認識領域はE1からE2へのSUMOチオエステル転移反応において重要な役割を担っているものと想定され、これまで不明であった分子反応機構の解明に寄与する。 |
カテゴリ | 害虫 コスト 防除 |