課題名 | a 森林への温暖化影響予測及び二酸化炭素吸収源の評価・活用技術の開発 |
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課題番号 | 2009014034 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
(独)森林総合研究所,研究コーディネータ |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2009 |
摘要 | 地球温暖化を緩和する森林の二酸化炭素吸収機能が注目されている。森林植生、土壌、気候および林業活動を一体にしたモデルを開発し、2050年までの日本全国のスギ林による二酸化炭素吸収量を予測した。その結果、長期的に見ると伐採・再造林による人工林の更新が炭素吸収量の維持に重要であり、併せて生産された木材の利用による排出削減効果が期待できることを示した。また、地球が温暖化すると台風の頻度が高くなると予想されている。タワーによる二酸化炭素連続観測の結果から、札幌の落葉広葉樹林では台風による風害発生後、森林が二酸化炭素の吸収源から排出源に転じたこと及びその主たる要因が風倒木の分解に伴う二酸化炭素の放出であることを明らかにした。 |
カテゴリ | 温暖化対策 |