課題名 | b 水土保全機能の評価及び災害予測・被害軽減技術の開発 |
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課題番号 | 2009014037 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
(独)森林総合研究所,研究コーディネータ |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2009 |
摘要 | 東北で大きな被害を出した岩手・宮城内陸地震について、衛星写真や地形・地質データを用いて崩壊の発生条件を解析し、傾斜が大きくなるほど崩壊面積率が高くなる傾向があり、地質では北川溶結凝灰岩、湖成層・海成層の凝灰岩に崩壊が集中していたことを明らかにした。これらの解析から、崩壊は固結度の低い凝灰質堆積岩の上に堅固な溶結凝灰岩が載る地質構造(キャップロック構造)に起因することを明らかにした。また、崩壊地や火山噴火跡地など大規模な荒廃地には早期の緑化が不可欠であるが、植栽植物に根粒菌を接種することで高い成長促進効果が得られる。このため、菌根菌を感染させた苗を安定的に生産するための「菌根形成・管理マニュアル」を作成し、都道府県の研究者や緑化技術者に配布した。 |
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