(3)地球温暖化、砂漠化等の環境変動に対応した農業開発手法の策定

課題名 (3)地球温暖化、砂漠化等の環境変動に対応した農業開発手法の策定
課題番号 2009014029
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 (独)国際農林水産業研究センター,農村開発領域
協力分担関係 パラグアイ国家森林院
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 ・ 乾期野菜栽培を促進するにあたって、最も大きな制約要因は水資源へのアクセスの困難性であること、また、既存の水資源が有る場合においては、家畜被害、病虫害防除及び栽培技術の低さが3大制約要因であることが明らかになった。また、新規に沼の周辺で圃場整備を実施する際には、家畜の飲用利用等の既得権益者との利害調整に関する政府の指導が必要であることが明らかになった。・ 組織化分野の実証調査を開始するとともに、野菜栽培グループの組織化を推進するためのマニュアル案を農業開発省と共同で策定した。・ 家畜被害対策のための柵の設置に関し、実証調査を開始した。その中で、鋼製L型柱を用いた場合の住民の負担可能範囲を明らかにするとともに、その経済性について評価を行った。・ 最低限の農業用資機材の購入システムの構築と、野菜栽培技術研修により、大幅な野菜栽培促進効果があることを検証した。・ パラグアイで実施中の小規模植林CDMプロジェクトが国連気候変動枠組条約CDM理事会へ登録された(2009年9月6日付、登録番号:2694、排出削減量年1,523 tCO2)。日本の関与する案件として初めて登録された植林CDM事例であり、パラグアイでは史上初のCDM登録事例である。・ パラグアイにおいて、平成22年度に向けた植林CDMプロジェクトのモニタリングにつき、標準区画35プロットの設定、植林済みの240区画の位置関係(1,000点以上)の点検及び関係者(アスンシオン大学、国家森林院)への研修を実施し、モニタリング態勢を整備した。・ ベトナムのカントー市ミフン集落において、197戸の農家が農家計画を作成し、農家計画の達成に向けたパイロットプロジェクト(果樹栽培、養豚、養魚等のグループ分けによる研修、モデル農家の選定・支援)を開始したほか、住民及び関係者の参加を得て集落ワークショップを実施し、集落開発計画を作成した。集落開発計画はミフン集落の属するミカン村人民委員会に報告され、融資を受けるためのグループの設置など、既に具体的な活動が開始されている。・ ベトナムのカントー市3郡において、890戸の個別農家から要望のあるバイオガス・ダイジェスターについて、温暖化効果ガス排出削減CDMプロジェクトとしての設計書案を作成した。
カテゴリ 病害虫 栽培技術 防除 モニタリング 野菜栽培

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