d.地域資源を活用した豊かな農村環境の形成・管理技術の開発

課題名 d.地域資源を活用した豊かな農村環境の形成・管理技術の開発
課題番号 2009013968
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,景域整備研究室
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,生態工学研究室
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)歴史・文化的な景観から受ける感動性についての研究を行い、景観の新たな評価手法の開発を進めるとともに、農村・農作業体験学習を行った場合の体験中と体験前における脳内酸素量の変化から、脳内の活性状態と安静状態を指標化できる方法を提示した。さらに、モデル地区において、GISデータの収集と現地実態調査から、主体と景域構造との関わりについて解明し、分類モデルを検討した。2)景観保全を適正に行うための、地域集団の管理活動ポテンシャルの評価手法を確立するために、モデル地区において、社会集団構造、集団機能、集団実績の分類法と、「集団構造/集団機能×集団の実績(活動実績と行政による評価)」で、管理活動ポテンシャルを数値化する評価モデルの構築を行った。管理活動ポテンシャル値と景観保全活動参画の関係を今後明らかにする。3)水田、ため池、揚水水車の変遷と立地環境に関するGISを構築し、管理が継続されている施設の減少、ほ場整備に伴う河川窒素濃度のかんがい期の低減と非かんがい期の上昇を明らかにした。また、事例地区でほ場整備後のため池に関するアンケート調査から、ため池をかんがい水補給機能としての管理のみならず、住民のいこいの場としても管理してほしいというという新たなニーズがあることを明らかにした。4)40道府県で採捕されたドジョウ444個のミトコンドリアDNAを分析し、我が国に生息するドジョウは、ヨーロッパ(Y)系、中国(C)系、在来(J)系の3種類から構成され、Y系は関東北部から北に、C系は東北南部から西に、J系は全国的に分布し、J系とその他は、同一水系でも棲み分けを行っていることを初めて明らかにした。この情報は、遺伝的多様性を考慮した環境配慮整備を行う際の基本情報である。農業水路の生態系を多様にするには複雑な底質と適切な維持管理が必要であることを炭素安定同位体比等で明らかにした。安定同位体比分析に行う際、これまで検体を殺していたが、実験倫理を考慮した分析法として趾(あしゆび)を分析する方法を提示した。魚類の移出入を考慮できるよう個体移動モデルを開発し、また水路に転落したカエル類の脱出口の適切な諸元、水深・流速などを明らかにした。
カテゴリ 管理技術 水田

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