課題名 | (3)遺伝子組換え昆虫を利用した有用物質生産技術の開発 |
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課題番号 | 2009014001 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター |
協力分担関係 |
独立行政法人理化学研究所 国立大学法人東京大学 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2009 |
摘要 | 1.遺伝子組換えカイコの作出効率を向上させるため、カイコ卵への遺伝子導入の際にトランスポゾンpiggyBacベクターと同時に注射するヘルパーとして、従来の転移酵素cDNAを組み込んだプラスミドを使用する代わりに、in vitro合成した転移酵素mRNAを用いた。その結果、77%という高い作出効率が得られた。2.カイコ由来の新規組換えマーカーの作出を進め、第2白卵突然変異w-2の原因遺伝子がショウジョウバエのscarletホモログであり、卵の着色へ関与していることを示し、選抜マーカーとして利用可能なことを明らかにした。3.カイコを用いた組換えタンパク質の生産効率を上昇させるため、発現ベクターのプロモーター領域や5’UTR領域、シグナルペプチド配列、エクソン-イントロン構造の改変の効果を調べた。その結果、新規発現ベクターの確立に成功し、発現量を8~10倍に上昇させることができた。4.GFPタンパク質をモデルとして、外来タンパク質発現から精製までの大量生産の実証試験を行い、中部絹糸腺でEGFPを0.5 ~1mg発現している組換えカイコ440頭あまりから、硫安沈殿と1回のカラム処理により約200mgのEGFPタンパク質を高度に精製できた。5.体液中への有用物質生産や糖鎖改変及び遺伝子機能解析に利用するため、脂肪体特異的に発現する4種類のプロモーターを単離し、目的に応じて発現量を選べる数種のGAL4系統を作出した。6.高機能繊維の生産については、遺伝子組換えによって作出した蛍光カラー絹糸系統(レッドとオレンジ蛍光)及び極細絹糸系統について実用系統との交配と選抜によって品種改良を行うとともに、大量飼育(3万~14万頭)を行い、生産した絹糸を用いて(株)ユミカツラインターナショナルなどと共同でウェディングドレスなどを試作した。 |
カテゴリ | カイコ カラー 品種改良 |