(2)新機能シルクを利用した多様な生活用資材の開発

課題名 (2)新機能シルクを利用した多様な生活用資材の開発
課題番号 2009014004
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,生活資材開発ユニット
(独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,生活資材開発ユニット
(独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,生活資材開発ユニット
(独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,生活資材開発ユニット
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1.遺伝資源や育種素材から、比較的繭糸強度の高い系統を中国種及び日本種それぞれ選出し、高強度遺伝子の集積を想定して交雑育種を行った結果、6世代目において強度の向上が見られ、これまで高強度といわれてきた「はくぎん」よりも強度は高くなった。  2.セリシンのみを吐くセリシンホープの実用化を図るため広食性系統と交配し、低コスト人工飼料を用いて、その後代の摂食性や営繭率、化蛹歩合等を選抜によって高めてきた。カイコ飼育で一般的に使われる原種用人工飼料を用いると、営繭率は日本種系で80%、中国種系で75%とほぼ実用的なレベルを満たし、その両種を交雑したF1雑種では一個体当たりのセリシン収量が高まった。3.遺伝的均一性が高く、繭質・虫質・強健性等で性質の異なる熱帯系中国種の大造と、広食性実用素材系統(日01号)を用いて染色体置換系統の作出を試み、戻し交雑を繰り返しながら染色体置換を進め、大造においては第15連関群を除き、ほぼ染色体置換のホモ化が完了した。また、裏となる日01号においても17個の連関群について置換が進んだ。4.これまでに繭糸繊度と糸の光沢値には負の相関が認められ、細繊度品種の糸は太繊度品種よりも光沢値が高い傾向を示した。繊度が糸の光沢値に与える影響を調べるためには、品種間差を排して同一品種内で繊度の異なる糸を得る必要がある。通常蚕(4眠蚕)を3眠化することで細い糸を作らせ4眠蚕と比較したところ、繊維に対して平行方向の光沢値は、繊度の細い3眠蚕の方がどの品種においても高いことが明らかとなった。5.繭糸による小口径人工血管(1~4mmφ)の開発において、両端が解れないものを作出するために、編組機のみを使用し、上から下、下から上へ停止することなく連続的に組むことにより両端の糸が解れない人工血管を作製することができた。6.遺伝子組換え蛍光繭に適する煮繭方法として、アルカリ液(炭酸ナトリウム)と界面活性剤液による真空浸透方法を検討したところ、アルカリ液は繭層セリシンの膨潤柔和に、界面活性剤は繭層への湯水の浸透に効果が認められた。さらにその混合液では両者の効果が現れ、特に界面活性剤は繰糸成績に良好な効果を及ぼすことが確認された。これにより遺伝子組換え繭から生糸の大量生産が可能となり、それを用いウェディングドレスを試作した。7.湿式繰糸繭糸束により真綿に代わるシルクわたを開発し、その特性を調査したところ、嵩高く圧縮回復性の良いことがわかった。
カテゴリ 育種 遺伝資源 カイコ 低コスト 品種 わた

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる