国産牛肉に関する価格・流通構造の分析

課題名 国産牛肉に関する価格・流通構造の分析
課題番号 2009013832
研究機関名 農林水産政策研究所
研究分担 農林水産政策研究所
研究期間 2009-2009
年度 2009
摘要 〈研究内容〉牛肉の消費拡大等の政策課題の検討に資する視点から、牛肉の複雑化している流通構造、流通・販売の各段階の価格・コスト・マージン等を明らかにするため、(1)牛肉の主な流通ルートや流通構造の変化、量販店の動きを可能な限り定量的に分析する。(2)牛肉の各流通段階における生産コスト・マージンの経年変化を比較分析する。(3)牛肉流通と関連する肉用牛の生産段階における課題・対応策について整理・分析する。〈成果の概要〉長期間低迷する国産牛肉の消費拡大等の政策課題に資する観点から、複雑な牛肉の流通構造(特にと畜場以降)、価格形成や流通マージン、消費低迷の原因等について、生産・卸・小売業者への聴き取り調査、生産から販売まで連結した優良事例の調査等を実施した。この結果、(1)JAと食肉加工メーカー(卸・物流機能強化)が卸売段階でも重要な役割を担っていること、(2)と畜場(市場、食肉センター等)の経営は高級部位の販売不振、多様なパーツ流通の増加等により厳しさを増していること、(3)市場の仲卸業者の牛肉仕入れ・販売チャネルが極めて多様で、国産の牛肉販売上、一定の役割を担っていること、(4)小売側の技術者等の減少が牛肉の販売不振と関係している可能性があること等を解明した。〈成果の活用〉本研究の成果は、サプライチェーンに関する新規プロジェクト研究の中で継承されることになったことから、新たに行政部局から出されている6次産業化の視点をも考慮しつつ、さらなる事例調査や既存の統計資料等の分析を通じ、研究成果の精度向上に努める予定。現時点での本研究の成果は、複雑な牛肉の流通構造や価格形成等の一部が明らかにされた段階であり、行政部局内で業務参考資料として活用されているが、今後は、牛肉の流通政策や補助事業等を検討する上での活用が期待される。なお、本研究成果には企業秘密にかかる情報が多分に含まれているため、成果を公表する場合には、行政部局および調査先との十分な摺り合わせが求められている。
カテゴリ 加工 経営管理 コスト 消費拡大 肉牛

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