北海道における良食味米直播栽培を導入した米・野菜複合による高収益水田営農システムの確立1) 水稲直播栽培における省力栽培及ひ良食味米生産技術の開発２)新品種に対応した低タンパク良食味米生産のための栽培管理技術の開発(2)新品種に対応した直播栽培指針の確立

• 研究機関名: 北海道立上川農業試験場
• 研究分担: 栽培環境; 北農研
• 研究期間: 継H20～23
• 年度: 2008
• 摘要: 目的：新品種「ほしまる」の収量の確保と高品質生産のために、適正な播種量や苗立ち数を示すとともに、乾田直播と湛水直播それぞれについて収量目標と適正なタンパク質含有率を得るための施肥量や追肥量を提示し、気象および土壌条件による変動性も考慮して栽培指針をとりまとめる。計画：品種比較試験、窒素分施試験を行う。また、除草剤試験を行う。成果：品種比較試験の結果、「ほしまる」の苗立ち本数は「ゆきまる」よりも少なかった。出穂期までの茎数の推移は、施肥量が多くなるほど顕著な茎数の増加が認められた。「ほしまる」の収量は全ての施肥量区で「ゆきまる」よりも多収であった。窒素分施試験の結果、分施区のイネの生育は全量全層施肥と比べ茎数が多く推移した。施肥量および施肥割合と収量の間に一定の傾向が認められなかった。直播栽培において重要課題である雑草防除法を開発するため、新規成分を用いた予備試験を行った。その結果、供試した剤はイネに対して部分的な褐変症状を示したが生育抑制は見られず、ノビエに対して速やかに褐変枯死作用を示した。また、入水後も土壌処理効果がある程度持続することから、体系処理の前処理剤としての可能性が考えられた。
• カテゴリ: 病害虫 乾田直播 栽培技術 雑草 直播栽培 除草剤 新品種 水田 施肥 土壌処理 播種 品種 良食味