道北・草地酪農における放牧期とうもろこしサイレージ給与技術の実証

課題名 道北・草地酪農における放牧期とうもろこしサイレージ給与技術の実証
研究機関名 北海道立上川農業試験場
研究分担 天北支場
研究期間 継H19~21
年度 2008
摘要 試験目的:高蛋白質の放牧草を有効に利用するためには、エネルギー不足を補うとうもろこしサイレージの給与が効果的である。本試験では流通とうもろこしロールベールサイレージ(CS)を用い、放牧期における併給・利用が、乳牛の栄養バランスの保持に及ぼす効果を実証し、給与モデルを作成する。、試験結果:(a)両農場の放牧地はペレニアルライグラス主体であったが、C農場の春期の給与前圃場及びD農場の圃場は雑草が20~38%を占めていた。また、D農場は全般に草量不足であった。、(b)CS給与前と給与時の栄養バランスの変化をバルク乳MUN濃度で比較すると、C農場はCS給与でいずれの時期も低下したが、D農場はCS給与による影響は判然としなかった。、(c)早生とうもろこしの栽培適応地区である豊富町、枝幸町の「ディカス」は、熟度で糊熟後期~黄熟初期、生総重4,400~5,500kg/10aが得られ、概ね目標収量に達した。栽培適応地区外の5圃場では、生育期間中の日平均気温が昨年よりやや低かったが、熟度は糊熟後期から黄熟初期に達し、生総重3,700~5,900kg/10a、総体乾物率27~32%であった。、(d)宗谷管内における昼夜放牧農場平均のバルク乳MUN濃度と乳蛋白質率の推移から、昼夜放牧では7月以降の乳蛋白質率低下と、8月以降のMUN濃度の上昇が見られた。このことから、CSは7~9月に併給するのが効果的と考えられ、これらを基に給与モデルを作成する。
カテゴリ 病害虫 雑草 とうもろこし 乳牛

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