良食味・高貯蔵性たまねぎ新品種育成、

• 研究機関名: 北海道立北見農業試験場
• 研究分担: 畑作園芸科・病虫科・栽培環境科
• 研究期間: 完H16～20
• 年度: 2008
• 摘要: 目的：良食味・高貯蔵性で、耐病性に優れるF1品種を早期に育成する。、成果：、 (a) 生産力検定本試験、 「えぞまる（HT46）」（検定5年目）：収量性は青果用品種「スーパー北もみじ」（標準）に優った。津別町の現地試験結果で紅色根腐病被害が標準品種より小さいことから、平成21年優良品種（普及奨励）に認定された。、 「HT50」（検定2年目）：「HT46」との特性の明確な違いがないことから中止とした。、 「HT55」（検定1年目）：乾腐病抵抗性が劣ることから中止とした。、 (b) Ｆ1組合せ能力検定試験、 (1)Ｆ1検定交配：2007年度に試験栽培した種子親系統と交配可能な雄性不稔F1系統を供試した約48組合せの検定交配を行い、30組合せから次年度試験用の種子を得ることが出来た。(2)生産力予備検定：試験供試系統146点のうち、倒伏期の早さ、貯蔵前腐敗球数率、収量性および球品質を考慮して38系統を選定した。組合せ能力の点からは、「HT46」および「HT50」の花粉親系統である「PR94517-01-01m1M」を供試したF1系統に収量性の高さが認められた。ホクレンとの協議の結果、「PRCX1044」に系統名「HT58」を付した。、 (c) 育成系統の内部品質調査、 各品種・系統の内部品質、調理適性を調査した。、 (d) 乾腐病抵抗性検定、 強指標品種「スーパー北もみじ」と比較して、「HT46」の発病率はやや高く、「HT50」、「HT55」の発病率は同程度であった。
• カテゴリ: 新品種育成 たまねぎ 抵抗性 抵抗性検定 根腐病 品種 良食味