課題名 |
特色ある産地づくりを可能にする果菜類の高品質安定生産技術の確立 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
園芸栽培部
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研究期間 |
継H19~21 |
年度 |
2008 |
摘要 |
本県において、イチゴやトマトなど果菜類は栽培面積が多く、生産額(平成16年度)もイチゴ62億円、トマト20億円と園芸生産額の大きな比率を占めており、園芸振興上の重要な品目となっている。しかし、他県産地と比べると生産量、品質ともに、宮城県産をPRできる特徴が乏しい。県では、平成18年度よりイチゴオリジナル品種「もういっこ」や石巻産トマト等の一層のブランド化を促進するため「みやぎの野菜ブランド化推進事業」をスタートさせた。今後、本県の野菜産地を維持・発展させていくためには、品質を重視した果実の生産を進めるなど、特色ある個性的な産地の育成が重要になると思われる。しかし、消費者が求める品質(「食味」、「食感」、「外観」、「内容成分・機能性」など)がどのようなものか具体的ではなく、また品質を評価するための指標も明確ではない。また、品質に着目した栽培技術の開発目標としては「一定以上の品質の果実を安定的に生産する技術」と、「業務利用を目的とした果実の生産技術」が考えられるが、これらの内容を整理した体系的な研究や技術開発はこれまであまり行われていない。、 一方、当研究所には、イチゴ新品種の育成(「もういっこ」、「サマーキャンディ」)、果菜類の機能性評価技術(h18先導的付加価値事業)、高糖度トマト生産技術(h16普及技術)、リアルタイム栄養診断・生育診断技術(宮城型養液栽培)など技術シーズがある。本研究課題では、消費者が評価する品質の種類や項目を明確にするとともに、これまでの研究を発展させ、実需者ニーズに対応したマーケティングに基づくトマトの生産技術を確立し、特色ある産地づくりにつなげることを目的とする。
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カテゴリ |
いちご
栄養診断
機能性
栽培技術
新品種
生育診断技術
トマト
評価法
品種
養液栽培
良食味
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